M&A仲介会社を訴えたい場合!

M&A仲介会社を訴えたい場合

M&A仲介会社を「訴えたい」というM&Aの買主からのご相談が多くなっています。

その理由はほぼひとつであり、買収した会社が「説明と違う!!」ということです。

買主も、買収対象会社については、デューデリジェンス(DD)を行いますが、売主やM&A仲介会社がその詳細について隠した場合、完全にそれを詳らかにすることは困難です。

また、M&A仲介会社が、買主のみならず、売主も代理して、双方代理となり、売主の味方をして、あるいは、M&Aを成立させたいがために対象会社の重要な問題を説明せずに、買主にM&A買収させたという点に関するものです。

M&A仲介会社も、M&Aを成立させて、M&A手数料を貰いたいわけですので、必然的に、良いことは大きく言うが、悪いことは小さく言う、ということとなり、悪いことを説明しないこともあり、やむを得ない面があります。そのため、買主も、独自に、デューデリジェンス(DD)を実施しなければいけないのです。

ただ、買主としては、そのような場合、M&A仲介会社のM&A業務委託契約(仲介契約・FA契約・アドバイザリー契約)の善管注意義務違反として、M&A仲介会社に対して、損害賠償請求をすることができます。

また、もしかしたら、M&A仲介会社とのM&A業務委託契約(仲介契約・FA契約・アドバイザリー契約)の中で損害賠償請求の金額が限定されているかもしれません。多くのM&A業務委託契約(仲介契約・FA契約・アドバイザリー契約)の中では、支払った手数料の範囲内に限定されているのではないでしょうか。

しかし、そうであっても、M&A仲介会社の重大な過失により問題を見逃した場合や、少し注意すれば問題を発見できたような場合には、そのようなM&A業務委託契約(仲介契約・FA契約・アドバイザリー契約)の損害賠償請求の限定は適用されないことが多くなっています。

また、M&A仲介会社が責任を負わないとするような規定がM&A業務委託契約(仲介契約・FA契約・アドバイザリー契約)にあった場合、そのような規定は、勿論、無効です。

弁護士法人M&A総合法律事務所では、M&A仲介会社のM&A業務委託契約(仲介契約・FA契約・アドバイザリー契約)の問題に取り組んでおります。M&A仲介会社のM&A業務委託契約(仲介契約・FA契約・アドバイザリー契約)の問題につきましては、M&A弁護士弁護士法人M&A総合法律事務所にいつでもお問い合わせください。

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