さくら薬局の「クラフト」が事業再生ADRに!

さくら薬局の「クラフト」が経営破綻し、事業再生ADRを申し立てましたね。

さくら薬局の「クラフト」は中小の調剤薬局の積極的なM&Aを展開し、店舗数を270店(2007年12月時点)から1000店超まで急拡大し、業界第3位まで業容を拡大させたものの、M&Aの資金需要のため50行超の金融機関から約500億円を調達し、その返済負担が重荷となっていたようです。

収益性が低いM&Aを多数行ったのでしょうね。ここ最近、M&Aを過剰にやりすぎた会社の経営破綻が続いていますね。

高い価格でM&Aをやりすぎたのでしょう。M&A仲介会社が強く勧めるのでつい高い価格でM&Aをしてしまう会社が後を絶ちません。確かに、M&Aでは、売り物が圧倒的に少ないので、買主がとにかく高い価格を提示してM&Aをしたいと考える会社が多いのですが、それが経営破綻の現況なのです。

おそらく、表明保証条項違反のM&Aや虚偽詐欺M&Aに引っかかっているものと思います。

M&A売主の社長は、巨額のM&A代金を手にして逃げ切っていますので、許すわけにはいきません。